ペイサーズについてのブログ

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ハリバートンはどうだったのか?

ペイサーズとキングス間でトレードが行われた2月8日ペイサーズでドマンタス・サボニスを中心としたトレードが行われた。

前日にカリス・レバートをキャバリアーズへ指名権と交換したばかりであり、唯一のオールスターであったサボ二スをトレードに出したので、同様に指名権を多く受け取るのだと思っていたが、実際に起こったトレード内容としては

キングス:サボニス、ラム、ホリデー、232巡目指名権

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ペイサーズハリバートン、ヒールド、トンプソン(バイアウト)

トリスタン・トンプソンは後にバイアウトとなったため実質的に獲得したのは、ハリバートンとヒールドとなるわけですが。リーグに長く在籍しているヒールドはともかく、トレード直後のハリバートンを詳しく知らない段階では、サボニスに優秀なベテラン2人を加えて放出した割には物足りないように感じましたし、そう感じた方も多かったのではではないでしょうか?

さらに、再建になるのなら、数年は勝つのが難しくなると考える中で、長期的にチームの構想に入れづらいベテランのヒールドの事も含めると、加えて指名権もらわなくて良かったのかなと感じる面はありました。

そんな不安がある中で、ハリバートンは(ヒールドも)大きく活躍していきます。

前振りが長くなってきましたが。

2月8日にチームに加入して26試合を戦いチームは6勝20敗と苦しみましたが、ハリバートン個人としては、加入後間もない2試合目には、22ポイント16アシストを記録するなど、高い適応力をみせました。

4月3日のピストンズ戦では、キャリアハイタイとなる、17アシストを記録するなど、26試合中12試合で10アシスト以上を記録するなど優れたパサーとしての能力を遺憾無く発揮してみせました。

左:キングス 右:ペイサーズ

ミニッツ 34.5分→36.1分

得点 14.3→17.5

FGA 11.5本→12.4本

アシスト 7.4→9.6

リバウンド 3.9→4.3

ティール 1.7→1.8

FG% 45.7%→50.2%

3P% 41.3%→41.6% 

キングス時代に比べてより中心的な役割を担ったためか、多くのスタッツも増加。

平均アシスト、得点を大きく伸ばしつつも確率面も伸ばし、得点とプレイメイクを両立させる正統派PGと感じさせる一方、時折見せる豪快なダンクにはスケールの大きさを感じることが出来ます。またチーム全体でリーグ25位、34.4%の3P成功率と苦しむ中で唯一40%を超える41.6%%を記録(次がワシントンJrの37.7%)しチームを3Pの面でも牽引しました。

守備面はチーム全体のDFが整備できていないため、判断しづらいですが、スティール数はリーグでも高い数字で、スティールから得意の早い展開に持ち込むこともしばしばあり、現状DFに大きな問題があるようには感じませんでした。

 

また大きくキングス時代と変わったことのは、ポジションの問題ではないでしょうか、キングスには、入団時からフォックスという正PGがおり、2年目を迎える時にはPGのデビオン・ミッチェルをドラフトで指名、更には、ヒールドもいたことでガードのポジションが飽和気味のように感じていました。ハリバートンのルーキーシーズンである、20-21シーズンはPGで出場している割合が全体の出場機会の約22%で、役割的にはPGを担っていた可能性もありますが、その他のポジションで出場するか、他のPGと同時に出場する機会の方が圧倒的多かったわけです。(SG65%、SF13%)

さらに、ミッチェル加入後の今季前半はPGでの出場が18%まで下がり、78%がSGでの出場のようです。

ペイサーズに移籍後は62%をPGでプレイしたことも個人成績、特にアシストの向上と何らかの関係があったかもしれません。あくまで、登録上のものですし、ブログドンが多く欠場していたのもあるので来季同じようにPGとして多く起用するかどうかわかりませんが、個人的にはこのままPGとして大きく成長していって欲しく感じます。

 

チームの方針として、ハリバートンを核に長期的に考えたチーム作りを進めていくようですし、それに相応しい活躍を見せてくれたハリバートンの更なる活躍に期待したいですし、手探り状態ではなく、チームの方向性がある程度決まった状態でドラフトを迎えられるのは好材料に思えます。

チームの未来を担うハリバートンの舵取りにこれからも注目していきたいです。

個人的にハリバートンの登録写真のにっこり笑顔好きです。

 

ありがとうございました。

 

スタッツ引用:

www.basketball-reference.com